自宅で楽器演奏を満喫できる「音楽マンション」とは?
自宅がマンションの場合、常に騒音問題がついてまわるかと思います。壁を隔てた先には他の住民がいるので、もし大音量を流せば、壁を越えて、騒音が届くのは間違いないでしょう。
そのため、マンションに住んでいるのなら、自室で楽器を演奏することは、なかなか難しい状況です。ただ、音楽で生計を立てている人や、音楽大学に通う学生にとっては、自宅で楽器を演奏できないことは死活問題です。自宅が使えないとなると、練習場所の確保に追われることになるからです。
ただ、そんな悩みも一発で解決できるマンションがあります。それは、「音楽マンション」です。この「音楽マンション」は、演奏に耐えられる防音対策が施されているマンション一般を差すのではなく、越野建設株式会社の登録商標となっています。
「音楽マンションの特徴」としては、以下のようなものがあげられます。
特徴① 遮音性能と音響性能
独自のコンクリートを採用しているので、高い遮音性能を実現しています。具体的には、ピアノの演奏音(90db)を深夜の騒音(30db)以下まで小さくできます。 また、同時に室内の響きにもこだっているので音響性能も良好です。
特徴② 住み心地も良好
それだけ音響にこだわっているなら、住み心地を犠牲にしていると思われがちですが、そういったことは一切なく、通常のマンションと同じように過ごせます。
特徴③ コミュニティの形成
入居者は、楽器愛好者のみに限定しています。そのため、共通の話題で話しやすく、良好なコミュティを形成できます。
特徴④ 「音楽マンション倶楽部」の会員になれる
入居者は、もれなく、「音楽マンション倶楽部」の会員になれます。「音楽マンション倶楽部」は、入会費、年会費が無料で、有名交響楽団のコンサートへの招待など、音楽好きにはたまらない、様々な特典を受けれます。
「音楽マンション」は、このように、メリットばかりが目立ちますが、デメリットももちろんあります。それは、マンションの数が少ないことです。そのため、住みたくてもなかなか住めない現状があるようです。ただ、現在も建設中のマンションがいくつかあるので、徐々に普及していくことだと思います。
「音楽マンション」ですが、音楽を全くやらない、一般の人には全く食指が動かないでしょう。ただ、一つに対象に絞ったニッチなマンションというのは、確実に需要はあるので、このアイディアは本当に素晴らしいと思います。