民泊にNG!民泊によってマンションの価値が下がる?
マンション管理業界が実施した調査によると、民泊の禁止を定めた、日本全国の分譲マンションの管理組合の割合が80%以上にのぼるそうです。言い換えれば、日本のほとんどの分譲マンションでは、民泊を認めていないということです。なぜ民泊をそこまで規制するのでしょうか?
実は民泊は今トラブルが多発しています。具体的には以下のようなトラブルがあげられます。
騒音トラブル
民泊のトラブルで、真っ先にあげられるのが騒音トラブルです。民泊を利用している人は、ホテルなどの宿泊施設に泊っていると、とらえがちです。どうしてもテンションが上がってしまい、たとえば、宴会なんかが開かれ場合、それはもう大きなどんちゃん騒ぎになる可能性大です。大きな騒音の元になるでしょう。
ゴミ出しトラブル
ゴミ出しも大きなトラブルの元になります。ゴミ出しのルールはたとえ、日本国内でも地域によっては大きく異なります。たとえば、横浜市のゴミ出しのルールですが、これだけ厳格に分別されています。もし、部屋を貸し出している人が、民泊の利用者にそのルールを徹底させなかったら、ゴミ捨て場が悲惨な状況になるのは言うまでもありません。特に外国人旅行者の場合は、自国のゴミ出しのルールが曖昧なケースが多く、ルールを守らないケースが多いです。あるケースでは、廊下にゴミが捨てられていたなんてこともあったそうです。
民泊のトラブルはマンションの下落を招く恐れが
これらのトラブルによって、マンションの住環境の悪化が懸念されます。すなわち、それはマンション全体の価値を下がることを意味します。マンションの住民の一部が民泊を行ったせいで、マンション全体の価値が下がってしまう。これはマンションの住民にとってはたまったものではありません。こういったことが予想されるので、民泊自体を禁止する分譲マンションが増えるのも納得がいきます。ただ、少ないながらも、民泊を容認しているマンションも確実に存在します。もしマンションを選ぶ際は、民泊を許可しているのかどうか、といった点も念のため確認したほうがいいかもしれません。これからますます、民泊の規制は進んでいくものと予想されます。