魅力的なマンションの情報を収集するブログ

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空き家って何が問題なの?

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 現在、日本では「空き家」の数が増えて、社会問題化しています。2018年現在、日本にある、空き家の数は、約1000万戸と言われています。その数は、2033年には、ほぼ倍の、2000万戸以上に増えるという予想もあります。しかし、残念ながら、この空き家問題について、多くの人は危機意識を持っていないのが現実です。というのも、空き家によって、何が問題になるか、把握していないからです。今回は、空き家の何が問題なのか、詳しく説明したいと思います。

周囲に危険をばら撒く

 空き家は人工物なので、自然に還ることはなく、長い間、原型を留めます。しかし、当然完全な形で、原型を留めることはなく、徐々に劣化していきます。その劣化によって、例えば、壁が崩れたり、屋根が落ちるといった問題が起きます。それらが敷地内で起きるのはまだしも、空き家の周囲にも危険をまき散らす可能性があります。たまたま空き家の周囲を歩いていたら、崩れた屋根の破片に当たってしまうなんてことも十分あり得ます。特に大地震などの大災害にあった場合は、その危険性は大きく高まっていきます。というのも、空き家は劣化しているので、かつてあった耐震性も失われているので、倒壊する可能性が極めて高くなるからです。

犯罪のリスク

 空き家は当然、中に人が住んでいません。そうなると、人が空き家の中に侵入するのも容易になります。最悪、不法占拠も出来てしまいます。また、空き家は人々の死角になるので、犯罪の温床になりかねません。例えば、殺人事件や、麻薬などの重犯罪が起こる可能性も十分あり得ます。また、空き家は放火犯のターゲットになりやすいです。放火によって、大火事になれば、その空き家の近隣にも2次被害をもたらす可能性もあります。つまり、空き家の存在によって、犯罪リスクが極めて高まってしまうのです。

エリア全体の資産価値の低下

 上記にあげた空き家のリスクによって、その空き家のあるエリア全体が危険とみなされる場合もあります。もしそうなってしまうと、そのエリア内にある、住宅の資産価値の低下を引き起こします。

まとめ

 このように空き家は大きな問題を周囲にもたらします。空き家はもはや他人事ではなく、地域社会全体の問題と言えます。一応は、2015年に施行された、「空家等対策の推進に関する特別措置法」、通称、「空き家法」によって、多少の改善は見られています。ただ、冒頭でもお話した通り、今後も空き家の数は増えていくことが予想されています。空き家に対する完璧な対策が急がされます。数十年後、自分の家の周りが空き家だらけという、恐ろしい未来が待ち構えているなんて、ゾッとします。