魅力的なマンションの情報を収集するブログ

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混雑率188%!武蔵小杉駅の混雑回避に打つ手なしか。

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 毎年、住みたい街ランキングが発表されるたび、常に上位に位置する「武蔵小杉」。タワーマンションや大型商業施設が立ち並ぶ姿は、まさに武蔵小杉という街全体の勢いがあることを象徴しているかのようです。ますますの発展を遂げている、武蔵小杉ですが、ここにきて、一つ暗雲が立ち込めてきました。それは駅・電車の「混雑問題」です。

 武蔵小杉駅周辺には10本以上のタワーマンションが乱立しています。しかもその数は、年々増加傾向にあります。規模にもよりますが、タワーマンション1棟あたり、住人の数は2000人と言われています。それが10棟ですから、単純計算で、20000人が住んでいるということになります。武蔵小杉のタワーマンションの建設ラッシュがはじまったのはおおよそ、10年前くらいなので、短期間のうちに急に住人が増えたということを意味します。短期間にそれだけ多くの人が住むようになると、当然いろいろなところで問題が発生します。代表的なのが交通インフラです。

 当然、駅の周辺に人が増えれば増えるほど、駅・電車の混雑さは酷くなっていきます。ただ、武蔵小杉駅の場合は、近年、交通の要衝として、さらに重要度が増してしまったことも、駅・電車の混雑さに拍車をかけてしまったのではないでしょうか?

 武蔵小杉駅は、東急東横線南武線に加えて、横須賀線湘南新宿ライン目黒線など、新たな線が開通し、乗り換え目的で武蔵小杉駅を利用する人が増えてきたのです。例えば、南武線の電車が武蔵小杉駅についたら、電車から大量の乗客を吐き出します。その乗客がどこへ向かうのかというと、東横線横須賀線に向かいます。そうなると、ホームが人であふれかえり、地獄のような状況になるのは容易に予想できるのではないでしょうか?もちろん影響はホームだけでなく、電車の中にも及ぼします。2016年度の調査によると、武蔵小杉駅武蔵中原駅の間の混雑率はなんと、188%に達していることが判明しました。この数字は、首都圏のJRの中でも3番目の混雑です。

 当然、この混雑具合に対して、各鉄道業者にはクレーム殺到で、対策の要望の声が年々高まっています。しかし、依然として、各鉄道業者は、明確な解決策を提示出来ないままです。武蔵小杉駅周辺はすでに大型商業施設などで囲まれ、駅やホームの拡張にも限界があるからです。つまり、現時点では解決策は全くないということです。

 住みたい街ランキングの上位だからといって、武蔵小杉のメリットばかりに目を向けるのは後々後悔することになるかもしれません。武蔵小杉に住むということは、この交通インフラの混雑さに耐えることが必要になるからです。武蔵小杉に住むことを考得ている方は、一度平日の通勤ラッシュの時間帯に見学に行くことをおススメします。その状況を見て、改めて、考えてみることも悪くない選択肢かと思いますよ。