穴場?東京23区で乗降客数の少ないエリアのマンション相場について
残念?オアシス?都心の「閑散とした駅」10選という記事を見ました。東京23区ならどの駅でも乗降客数は多いと思い込んでいたので、衝撃を受けました。ちなみに東京23区内で乗降客数が少ない駅10選は以下の通りです。
・東京メトロ南北線・西ケ原駅(1日平均乗降人員:8383人)
・東京メトロ有楽町線・桜田門駅(1日平均乗降人員:1万3898人)
・東京メトロ副都心線・北参道駅(1日平均乗降人員:2万3051人)
・ゆりかもめ・市場前駅(1日平均乗降人員:約2700人)
この中でも、桜田門駅なんかは、乗降客数が少ないのも納得いきます。というのも、そもそも桜田門駅周辺に居を構えている人がほとんどいないことと、都心は駅と駅との距離がわりと近いので、例え、桜田門駅にオフィスがあっても、別の駅を利用している可能性があるからです。
それ以外の駅に関しては、色んな理由があるとは思いますが、一言でいえば、存在感が希薄なのが一番の理由なのかと思います。(住んでいる方、ごめんなさい)
さて、乗降人員が少ないってことは、単純にそこに住んでいる人も少ないということになるのでは。そうなると、マンションの相場にも影響を与えるのではと思いました。マンションの相場は当然人気があるエリアに関しては、高くなる傾向があります。
こうした乗降人員が少ない、ようするに人気があまりないエリアのマンションの相場ってどうなのだろうと疑問に思いました。そこで、今回、JR京葉線・越中島駅周辺のマンション相場について調べました。
なぜJR京葉線・越中島駅周辺を選んだのかというと、単純に23区内のJRの利用者数最小というインパクトが強かったからです。
引用元:ふじたろう
地図上からマンションの相場状況がわかるヒートマップを引用しました。ヒートマップでは赤くなっているところは、マンションの相場も高く、積極的に取引されているということです。逆に青色のところは、マンションの相場が低く、取引も少ないことを意味します。
ご覧の通り、越中島駅周辺は、青色ばかりなのに対して、近くの月島駅周辺は、赤色ばかりです。やはり、乗降客数が少ないというのは、マンションの相場にも影響を与えそうです。逆に言えば、「乗降客数が少ない」というのを、一つの指針として利用すれば、穴場のマンションも見つけることも容易になるかもしれません。今回の越中島駅も、そこまでアクセスが劣悪だとは到底思えません。ただ、今現在、乗降客数が少なくとも、再開発などで一気に増える可能性もあります。現在にとらわれるのではなく、駅周辺の今後の計画などにも目を配ったほうがいいかもしれませんね。