魅力的なマンションの情報を収集するブログ

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横浜傾斜マンション問題。あれからどうなった?

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 かつて、世の中を震撼させた、通称、横浜傾斜マンション問題。あれから数年たったので、事件すら、忘れている人もいるのではないでしょうか?今回は、横浜傾斜マンション問題が今現在どうなっているのかを調べました。

 まず、復習のつもりで、横浜傾斜マンション問題について、簡単に振り返ってみます。横浜傾斜マンション問題とは、2015年、パークシティLaLa横浜にて、建物が傾いているという欠陥が発覚した問題です。

 この問題が発覚したきっかけは、住民からの「棟をつなぐ箇所の手すりがずれている」という報告でした。そこで、このマンションの事業者である、三井不動産レジデンシャルと設計・施工を行った、三井住友建設が調査を実施しました。その結果、正式に傾きが確認され、さらに、傾いた棟の杭を調べたところ、地盤の強固な箇所に達していない杭は6本、さらに長さ不足の杭2本が確認されました。なぜこのようなことが起きたのかというと、簡単に言えば、虚偽データが用いられたことが原因でした。この問題は、国交省を巻き込む、つまり国が関与するくらいの大問題へと発展していったのです。

 さて、この問題が起きて、大きな損害を受けたのがこのマンションの住民です。当然傾いたマンションに住み続けることはできないからです。そこでマンションの管理組合は、2016年に建て替えをするかどうかの決議集会を実施しました。その結果、建て替え承認になる、5/4の合意に達し、正式に建て替えが決まりました。

 2017年、マンションは解体され、新しいマンションは2020年秋に完成予定です。一生に一度の買い物である、マンションがまさか欠陥だったとは、住民の気持ちを考えると、胸が痛いです。二度とこういった事件が起こらないことを願っています。